第35回 影
2007.7.2
ますます日差しが強くなり暑さを増してくるこの時期、ラウンド中にプレーヤーが日傘を差す光景もごく 当たり前に見られるようになってきました。
女子プロの試合では日焼けを気にするという意味もあって特に目に付きますが、体力の消耗を抑えるため に最近では男子プロでも日傘を持つ選手が出てきました。 この時期の強い日差しは、皮膚を焼き水分を奪い、じわじわと体力気力を共に失わせていくもの。日傘がなくても、合間を見て木陰に入るなどして暑さをしのぐことは、選手のプレーだけでなくその体自体にも、たとえそれが短い時間でもとても大事な時間です。 バイザーを帽子に代えるだけでもずいぶんと体が楽になるようですが、ポロシャツの襟を立てる、短パンをやめて薄い生地の長ズボンにするなど、日差しを直接浴びないようにした方が、太陽に体力気力を奪われることが少ない気がします。 歩いている時間だけでなく、待っている時間も長いスポーツですから、自分で陰を作って日差しを避けることも必要です。