第138回 トーナメント中の駐車場
2009.6.22
駐車場の場所というのは本当に様々ですが、ギャラリーの方がクラブハウス前の普段使われる駐車場に車を止められることはあまりありません。多くの場合は、コースから少し離れた場所にスペースを設け、無料のギャラリー送迎バスを運行させています。歩いてコース入りできる範囲にギャラリー駐車場が設営されることも時にはありますが、コースに近い駐車場は基本的に関係者用になってしまっています。特にクラブハウスの目の前は選手が優先的に駐車することができ、次にメインスポンサーの方やそのお客様といったゲストと呼ばれる方々の車でいっぱいになってしまいます。その次に近い場所に止めることができるのはプレス関係者の方で、キャディもその辺りか、もしくはもう少し離れたところになってしまうこともあります。クラブハウス周辺の駐車場や空きスペースが特に狭い場合、送迎のバスに乗らなければならないような場所や、ギャラリー駐車場に止めるといったこともあります。選手の荷物を預かっている場合などは、一度クラブハウスに荷物を置きに行かなければならず、少々手間がかかります。しかし10年程前はキャディが選手の運転手や荷物運びを兼任していることが多く、「キャディは選手と一緒に行動するもの」という概念がとても一般的だったので、キャディ用の駐車場自体用意されていないこともありました。その頃に比べれば、キャディの駐車場も随分と配慮してもらえるようになったと思います。関係者用の駐車場としてよく使われるのは、コースに元々ある練習場や、18ホール以上ある場合、その使用していないコースです。時には数ホール歩かなければクラブハウスにたどり着けないような場所もあり、雨の日などは既にレインウェアを着用してホテルを出発するなんてこともあります。
その他のコース周辺の空きスペースは駐車場の他にも物品の管理場所や、ギャラリーの出入り口、ボランティアさんやアルバイトさんの待機所など様々な形で利用され、普段なら広々と感じるゴルフ場周辺は人や物で溢れかえることになります。そんな混沌としたような、それでいてしっかりと管理されているゴルフ場の風景が、普段のコースとは違うトーナメントの空気を醸し出しているのだと思います。クラブハウスまでにこみあげる緊張感、そしてコースに集まってくるギャラリーの方々の熱気、そういったもの全てが選手のプレーをより一層引き立たせるのです。